営業の可能性を最大限に引き出す会社案内、
会社の魅力を伝える採用ツールを一手に受注
製品やサービス、そして会社について紹介する会社案内は、企業の顔ともいえるツール。内容が伝わりやすく、デザイン性に優れたものであれば、会社のイメージ向上や売り上げ増加に大きく寄与するでしょう。一方で、見づらい、内容が頭に入ってこない、読んでいてワクワクしないなど、ツールのクオリティが低いと会社全体に対してネガティブな印象を与え、逆効果になってしまう可能性もあります。では、いったいどのように情報を掲載すれば自社の魅力が伝わるのか。その点について、頭を悩ませているご担当者様も多いかと思います。今回ご登場いただくのは、三菱電機ロジスティクス株式会社の薄様と西村様。長年使用されていた会社案内の抜本的なリニューアルに向け、当社に制作をご発注いただきました。アドバンドを選んだ理由ややり取りしてよかったこと、さらに会社案内に続いて採用ツールの制作を発注した経緯について、実際に制作を担当した当社の鳥居がお話を伺いました。
10年以上変わらぬツールに危機感
営業スタイルに合わせ冊子のリニューアルを決意
鳥居 まず、今回の会社案内リニューアルを実施した背景をお聞かせください。
薄 以前の会社案内は、サービスに関する内容を全て1冊にまとめてあり、10年以上大きく変えずに利用されていました。しかしこの形式だと、お客様が本当に知りたい当社のサービス以外にも目が行ってしまい、効率的な打ち合わせの実施が難しいという話を営業部門の社員から聞いていました。そのため、お客様が要求されている内容のみを説明できる会社案内と営業案内が求められていました。そこで別の物流会社から転職してきた私と、前職の出版社で編集を経験した西村の、中途採用組がリニューアルを担当することになったのです。
鳥居 営業部門から「変えたい」と声が上がったのですね。ちなみに、お二人は最近転職されてきたとのことでしたが、以前の会社案内をご覧になってどう思われましたか?
薄 率直に言えば、今の時代に合っていないと感じましたね。
西村 私も、これは良くない状態だと思っていました。10年以上使われてきたツールですが、その間に変更があった部分だけ修正していたのです。その結果、各ページの図の体裁が不揃いになってしまい、つぎはぎしているのがひと目で分かる状態に……。これはなるべく早くリニューアルする必要があると思いましたね。
「営業がいない」ことに魅力を感じて問い合わせ
アドバンドの分析力と提案力に驚きました
鳥居 当社のことは、どのような経緯で知ったのですか?
西村 Web検索で見つけました。私はもともと関西出身なので、東京には知っている制作会社が無かったのです。製造業の物流を担う会社というと硬い印象がありますが、そういった制作物を中心に手がける会社よりも、デザインテイストに幅がある会社に頼みたいと考えていました。各社のWebサイトで制作物を見ながら、バリエーションの多い企業を中心にお声がけさせていただきました。
薄 私が印象に残っているのは、「アドバンドには営業がいないから意図を伝えやすいかもしれない」という西村の発言ですね。
西村 この会社に入って営業がいることは当たり前だと思っていたので、Webサイトでアドバンドを知った時は驚きました。社内報のサービスページを見て、直接やり取りすることが大幅な時間短縮になると初めて気づいたんです。
鳥居 あのページは当社でもこだわって作ったので、見てくださって嬉しいです! お二人からお話を聞く中で、今ある情報をいかに整理し、営業の方にとって使いやすいツールにするか、根本から考え直す必要があると感じました。提案するにあたっては、変わらない内容と変化していく情報の掲載方法をじっくりと吟味し、最終的に現在の形に落ち着きました。また、サービス案内のカラーバリエーションもご提案しましたね。本体は清潔感や大手企業としての信頼を表すために白地ベースで制作。一方でサービスラインアップは、事業の幅広さを訴求するために多くの色を使って表現するよう意識しました。ところで、お二人は制作を進めていく中で、印象に残っていることはありますか?
西村 ツールに掲載する内容は、ウェブサイトから拾っていただきましたね。ある意味「丸投げ」ともいえるお願いをしたにも関わらず、伝えなければいけないことが的確に落とし込まれていて驚きました。取材を行わずにここまでできるんだ! とお二人の分析力・読解力に感心しました。
薄 また、我々三菱電機グループ内のルールである表示標準にもしっかりと応えていただきました。掲載する写真に関しても、使用できるものとできないものがある中で柔軟に対応してくださり、安心して制作を任せることができました。
鳥居 お客様それぞれで制作物に関するあらゆる決まりがあるため、臨機応変な対応は日頃から意識している部分。そう言っていただけると嬉しいです。ツールは2018年9月に納品されましたが、社内の反響はいかがですか?
薄 カラーバリエーションへの驚きの声とともに「使い勝手が良くなった」と言われます。また、嬉しいことに、当社幹部も頻繁に利用しています。
鳥居 ありがとうございます。では、実際にツールを使用される営業の方からの評判はいかがでしょうか。
西村 営業からは「見栄えも良く、頻繁に利用している」と上々の評判です。また全国各地から送付を希望される機会が以前よりも増えました。
採用サイトも刷新したい……
会社案内とコンテンツを揃えるため引き続き担当
鳥居 会社案内納品後、採用サイトのリニューアルも当社にご発注いただきましたが、その理由はなんでしょうか?
西村 総務から採用サイトを作りたいと要望があり、コンテンツは会社案内を踏襲することが決まりました。それならば、すでに内容を把握しているアドバンドにWebサイトの制作もお願いしたほうが、効率的で良いものができるだろうと考えたんです。
鳥居 制作の際は、社員の仕事ぶりを見せることをご提案しましたね。
西村 現在のコーポレートサイトは事業内容の紹介がメインです。しかし、学生目線で考えると、その会社が何をしているかよりもどんな人が働いているかのほうが気になると思ったんです。鳥居さんからも「もっと人を出していきましょう」とご提案いただいたので、社員インタビューの掲載を決めました。
薄 現状の採用では、学生の志望する部署が偏ってしまっているのも問題です。「グローバルな仕事をしたい」と考える人は国際物流を希望しますが、それ以外の部署でも海外輸送に携わることは十分に可能。社員による仕事の様子をもっと前面に出すことで、学生の視野が広がればと期待しています。
鳥居 業界に対するイメージを払拭する必要もありますね。物流業界と聞くと不十分な就業環境に注目が集まりますが、御社の場合は大きく異なります。ただ、待遇や福利厚生ばかりを訴求するのも良くないので、情報量のバランスを考えることが大切です。また、入社すればどんな未来を描けるのか、夢の部分も膨らませたいと思います。物が動くことで社会に変化をもたらすような、大きな仕事に携われると訴求することが肝心ですね。
薄 ご理解いただき嬉しいです。私たちは会社の中にいるからこそ見える部分がある一方で、気づけていない側面もあると思うので、外部の視点からいろいろと提案してくださるのは有難いですね。
鳥居 今後お取引を継続していく上で、改善してほしい点や期待することはありますか?
西村 改善してほしい点はないですね。今のやり取りやツールのクオリティにはとても満足していますから。一方で期待したいのはさらなる提案力。こう言ってはなんですが、これからも趣旨を外した依頼をしてしまう可能性があるので、その場合は積極的に「こうしたらいいのでは?」と提案していただけるとありがたいです。
薄 私が期待しているのは、これからもさまざまな業界のツールを制作し、幅広いバリエーションを経験していただくこと。お互いにレベルアップしつつ、別の案件にも取り組んでいきたいと思っています。
鳥居 ありがとうございます。私たちが目指しているのはツールの完成ではなく、お客様の課題を解決すること。これからも今までにない発想で提案し、お互いに刺激し合える関係を築くことで御社の発展に貢献できればうれしいです。今後ともよろしくお願いいたします!
今日はありがとうございました。