旧会社案内では、製品の掲載を中心としたカタログに近い構成となっていたため、企業としての強みや特長などをあまり伝えられていませんでした。今後のグルーバル展開を含めたマーケティング力の向上、特に新規営業に伴うブランディング強化が急務となっており、会社案内の全面改定を考えていたそうです。初めて会社を知る潜在顧客に対し、強みである技術力や提案力を伝え、競合他社と差異化できるような見せ方を期待されていました。
制作のポイントとして、日本のモノづくり企業としてのこだわりや技術力、さらに独自製品の提案力を表現するため、レイアウトに工夫を凝らしました。工場での撮影を行い、大きなモノクロ写真を用いて力強く表現。また、製品の幅広い利用分野をイラストを用いて分かりやすく伝えました。グローバル展開をふまえ日英2言語で表記。また世界地図を使って各地の拠点を掲載しました。飽きさせない誌面構成とし、初めて見た方にも興味を持ってもらえるよう、企業ブランディングを意識したデザインにしました。
デザインだけでなく、企画や構成の検討、表紙の複数案提示、現場の取材・撮影、イラストによる表現の工夫など、幅広い視点からのご提案に高い評価をいただきました。
黄金比を使用したデザイン。工具の特徴であるダイヤモンドをワンポイントに自然の写真を配置して環境にも配慮したイメージを印象付けた。
工具の製作時の様子を撮影し、コントラストを強めたモノクロ写真をメインに配置した。技術力を感じさせるページに。
工具を使って生み出させる製品を街のイラストで表現。
技術力や生産力など、特徴を紹介したページ。