編集者からデザイナーになったマルチプレイヤー
2021年入社
2021年入社
前職は雑誌の編集者をしていました。表現やレイアウトなどを考えるのが楽しくて、いつしかデザイナーに憧れるように。転職しようと決意し、制作会社の求人情報を集めていましたが、中途採用でデザイン未経験者を雇っている会社はなかなか見つかりませんでした。半ば諦めかけていたある日、ご縁があってアドバンドの面接を受けるチャンスに恵まれました。一般的な制作会社は、営業・企画・制作と業務が分かれているところ、アドバンドでは、クリエイターが直接お客様の窓口を担当。デザイナーはデザインをつくるだけではなく、企画から提案、制作までの全工程に携わっています。前職で培った編集者の経験を生かして働けると、入社の意思を固めました。
アドバンドでは、新卒採用と同じように研修期間が設けられ、2週間以上かけてデザインの基礎から応用までじっくり学ぶことができます。中途採用でも、安心して仕事ができました。研修期間が終わり、案件にアサインされ始めると、出版社で編集者として働いていた頃との違いに悩むことがありました。雑誌制作は、紙面に合わせて情報収集し自分たちで写真も撮影します。しかし、社内報や統合報告書となると、材料となる写真や原稿はお客様からの提供が多くなります。材料からレイアウトを考える過程に慣れていなかったため、苦戦することがありました。先輩方からアドバイスをもらいながら、案件を重ねるごとに少しずつデザインの引き出しも増え、いただいた材料から目的に合わせたレイアウトを提案できるようになりました。今では、これまで先輩方から学んだ知識を後輩指導に生かすことができています。
提案するうえで、担当者だけでなく、その上司や部内のメンバーが見ても納得してもらえることが重要です。ましてや大きなプロジェクトともなれば、発注までにさまざまな人からの承認を得なければ進められない場合もあります。誰が見てもよい企画と感じてもらえるように、提案方法や企画書づくりにもこだわっています。このように、提案した企画が晴れて受注を獲得したときにやりがいを感じます。お客様が求めていることプラスアルファの提案ができるよう、これからも努力していきます。
私たちの仕事は、提案までのプロセスが大切だと思います。お客様に納得してもらえるものをつくるには、世の中のトレンドや業界の動きを把握し、いち早く提案に盛り込むことが必要です。アドバンドに入社してさまざまな業界のお客様と関わるなかで、社会や経済の動向に興味がわくようになりました。これまで以上にお客様を理解し、世の中の構造をつながりとして捉えられるようになったと思います。目標は、お客様をリードし信頼されるパートナーになること。「A.Nさんならどのツールも引き受けてくれそう」と言っていただき、お客様と長くお付き合いができたら嬉しいですね。