制作事例
人と人の「心」のつながりを生む記念誌

制作を進めていく過程で、霊園にゆかりある人々が
財団の思いに共感し、志をともにしていくことを狙いに

宗教や人種を超えて誰もが分かち合える「祈りの場」を志し、1970年の設立以来、全国5か所で霊園経営を続ける公益財団法人墓園普及会。2020年、財団設立50周年を迎えるにあたり、「何か形に残るものをつくりたい」とご依頼いただき、本プロジェクトが始動しました。
まずは、「この節目の年をどのような形で迎え、何を残し、伝えていくべきか」を検討。ツールは記念誌を制作することになりました。ここで重視したのは、冊子を通じて同財団が掲げる理念や理想とする霊園の姿について理解を深めてもらい、共感してもらうこと。そして志をともにする「仲間」を増やしていくこと。ただ単に歴史を記録に残すのではなく、霊園に集う人々の物語、故人へのメッセージをメインに掲載することを提案し、職員やお客様「参加型」の記念誌をつくり上げることにしました。
次に課題として挙がったのは、主軸となるコンテンツ(人々の物語と故人へのメッセージ)の収集方法でした。そこで、全職員を対象にワークショップを実施。自身の人生やお客様との関わりについてふり返ってもらい、その中から掲載する物語を厳選しました。また、故人へのメッセージは、各5霊園で募集企画を行った結果、合計400通もの数が集まりました。
制作を進めるにあたっては、ツールのクオリティをとことん追求するべく、当社でもくり返しヒアリングや提案を実施することに。その甲斐あり、ご担当者様には納品後、「こちらの妥協しない姿勢をご理解いただき、その結果、納得のいく素晴らしいものが完成しました」というお褒めの言葉をいただけました。
出来上がった記念誌は各霊園に置かれ、自由に閲覧できるようになっています。この冊子が霊園に訪れるお客様同士の「心の交流」のきっかけになれば幸いです。霊園で過ごすひと時に、人々とのつながりやささやかな安らぎを感じてもらえることを願っています。

Type

50周年記念誌 心のありか

Client

公益財団法人 墓園普及会

Business Type

霊園経営

Specification

A4変形版(210×210mm)
64ページ

表紙

表紙の箔加工はニュアンスが微妙に異なるものを数パターン提案。角度によって変わる「見え方」の部分も、細部までこだわった。

イントロ(ビジュアル写真)

水面の波紋写真は、最適な日の入り方、水滴の大きさ、波紋の広がりのバランスなど、繊細な撮影となったが、今回の記念誌に欠かせないシンボリックな1枚となった。

物語ページ

お客様、職員、パートナー、それぞれの人生の物語を掲載。「想い」を引き出せるようなインタビューと原稿作成を心がけた。

施設紹介ページ

経営する5つの霊園施設を紹介。使用者様の安らぎの空間を目指したこだわりの施設を、大きな写真でシンプルに表現した。