パートナーからみた
アドバンド[座談会]
![パートナーからみたアドバンド[座談会]](/recruit/img/partner-talk/img_mainbisual.jpg)
- 日経印刷株式会社
第三営業部第1課篠崎 貴司さん - 日経印刷株式会社
第三営業部第1課片原 彩美さん - フォトグラファー魚住 貴弘さん
- 合同会社持続可能
CEO兼
サステナビリティ経営デザイナー川井 健史さん

創業したばかりの頃から協力し、一緒に成長してきたパートナー
「当初はマンションの一室で……」
篠崎さん 当社との関わりは本当に長いです。私が日経印刷に入社したのが2006年で、アドバンドさんが設立されたのと同じ時期でした。当初は先輩のお手伝いという形で業務に携わり、その後2009年から正式に担当を引き継ぎました。それ以降、印刷に関わるご相談を多くいただきながら、自分自身も一緒に成長してきたという感じです。
片原さん 私は新卒で2023年に入社したときから関わっていて、2024年からは篠崎とともに正式に担当として印刷や製本、納品までご相談いただいています。初めて名刺交換に伺ったときは本当に緊張して……。でも社員のみなさんはとてもフレンドリーで優しくて、心底安心したのをよく覚えています。
川井さん アドバンドさんと知り合ったのは、以前私がESG専門のビジネススクールの校長をしていたとき、統合報告書の講座に社長の中野さんに参加していただいたのがきっかけです。現在は、統合報告書のコンサルタントとして案件をご一緒させていただいたり、サステナビリティ経営や統合報告書に関する勉強会を全社員に向けて実施したりしています。また、アドバンドさん自体の人材戦略の構築も支援させていただきました。当初は制作会社によくあるハードワークなイメージだったのですが、中野さんが真剣に人的課題の解決に取り組まれたことで組織戦略が大きく変わったように感じます。
魚住さん 私はカメラマンとして独立したばかりの頃、先輩から仕事を紹介してもらったことがきっかけです。当時のアドバンドさんは、まだマンションの一室を借りてオフィスにしていましたよね。それから現在まで、リーマンショックやコロナ禍などしんどい時期も一緒に撮影で協力させていただいて。もうすぐ20年になります。
川井さん 魚住さんはどんな案件を担当されてきたんですか。
魚住さん 最初は入学案内など学校からのものがメインでしたが、今は企業が多いです。案件の数も、昔に比べると現在は圧倒的に増えましたね。最初は撮影の仕事が年に数回しかありませんでしたが、今ではいろいろなお客様からの相談が重なって行けないときもあるほど。そのため他のカメラマンを紹介することもあります。
篠崎さん 案件数の増加は私も実感しています。設立当初は2ヶ月ごとくらいでお仕事をいただいていたのが、毎月になり、それが月に2本、3本とつながっていって、今では複数の担当者さんから同時にご相談をいただいています。そのような中でも、アドバンドさんはデータの不備やスケジュールの遅れなどのトラブルがなく、スムーズに仕事ができるので、こちらとしても信頼しています。
片原さん 社内報や株主通信のような、定期的に仕事があるお客様が多くなっていますよね。案件数が増加するとともに社員数も増えていて、そういった定期ものの仕事から引き継がれている印象があります。比較的早くから新人の方と業務のやりとりをするようになったので、若手のうちから裁量を持った仕事ができる環境が整っているんだなと感じました。

お客様にも、パートナーにも、社員にも。
すべての人と誠実に向き合い、深く寄り添う会社
魚住さん 一人ひとりが責任感を持って真面目に仕事をしている。それに、人当たりがよくてコミュニケーション能力の高い方が集まっている印象です。
篠崎さん パートナーにちゃんと向き合って、無理のないよう、段取りを相談してくれるんですよね。印刷の工程では、事前に正しくスケジュールを把握することが大切なので。
川井さん いつも対応が早いので、こちらから催促したことは一度もないですね。
魚住さん 現場でも困ったときによく助けてもらっています。足場が悪かったり機材を置けなかったりして、撮影がしにくいことがあるんです。そういったときにサッと先回りして手伝ってくれますね。天気が悪い日など、スピーディーに判断して日程変更してくれるのも助かります。また、雰囲気が良くないと、被写体になるお客様も笑ってくれません。そんなとき、率先してお客様に話しかけて、和ませてくれるんです。
篠崎さん 私も何度となく助けられています。一度、納品していただくデータ形式の変更を急遽お願いしなければいけなくなったことがあります。ご相談したところ、忙しい中にもかかわらず素早く正確に対応していただけて、その後の工程も予定通り進めることができました。
片原さん 大型案件かつ、お客様の動きに変更があるときはスケジュールがタイトになるケースがあります。そんなときも、いつもミスなく対応されていますよね。普段からチームプレーが定着していることで、こうした柔軟な対応を可能にしているのだと思います。
川井さん 社員同士、まるで仲の良い家族のような連帯感を感じますよね。それに、お客様とやりとりしているところを見ていても、絶大な信頼を得ていることが伝わります。
魚住さん 撮影当日がお客様の誕生日だったときに、アドバンドの社員さんが誕生日プレゼントを渡していたのは印象深かったです。そんな場面は他の会社では見たことがありません。お客様への寄り添い方が親密で、一緒につくっていくという姿勢を感じます。
片原さん パートナーに対しても温かい雰囲気がありますよね。私は社員の方の結婚式の二次会に呼んでいただいたことが印象に残っています。取引先の営業担当がそんな素敵な場に呼んでもらえるなんて聞いたことがなくて、本当にびっくりしちゃって。いろんな人に自慢しました(笑)。
篠崎さん 長く担当させていただいているからこそそのような場にも呼んでいただけたのだと思いますが、心からありがたかったです。お客様だけでなく私たちのような協力会社の担当者、社内でもベテランや若手など、立場の違いはあっても、関わる人すべてに分け隔てなく向き合っている会社ですよね。協力して良い制作物をつくろうという雰囲気が、自然と醸成されているように思います。
川井さん ただ仲が良いだけでなく、本音のやりとりができているのも素晴らしいと感じます。人材戦略のコンサルをさせていただいた際、従業員満足度の結果を見ながら、社員の方が中野社長に対してハッキリと意見を言っていたのが記憶に残っています。

さらに成長できる環境で創造力を発揮し
ステークホルダーとともに発展できる関係を
魚住さん 若手が新しい事業分野を提案する風土ができると、もっとおもしろくなるかもしれませんね。社員の人柄や仲の良さはアドバンドさんの強みですが、似たような考え方の人が多いともいえます。新しい風を吹き込んでくれる人を育てることで、新しいお客様に切り込める機会や、仕事の幅も広がる可能性があるのではないでしょうか。
川井さん 今でも十分雰囲気のいい会社なので、急に変える必要はないと思いますが、徐々にそういった人材を増やしていくのはいいかもしれませんね。
魚住さん 仕事の細分化を進めることで、一人ひとりが自分の仕事に集中できる環境を作るのもいいと思います。会社の規模が小さい段階では、一人の人がいろいろな仕事を請け負うことになりがちですが、これから会社を大きくする段階で、何かの仕事に特化できる人が増えたらいいのかなと。採用活動が盛んで人材が集まりやすいところも大きな強みですから。
川井さん まずは人事ポリシーとして掲げている「10年で価値あるクリエイターに育てる」というところに期待します。若手に裁量を持たせることで、10年後には次の経営をリードできるくらいの人材をぜひ育ててほしいですね。パートナーとしては、統合報告書の制作で尖った会社になっていただけるよう少しでも貢献できればと思います。ミッションに「正しいつながりをつくる。」とあるように、世の中をよくするツールを次世代のクリエイターたちと一緒に作っていきたいです。
片原さん そのツールを形に残るものとして仕上げるのが私たち印刷会社です。この紙が好きとか、この加工をしてみたいとか、そういったこだわりを実現していきたいと思います。
篠崎さん アドバンドのディレクターさんは、いいものを作りたいという気持ちがすごく強いですよね。
片原さん その創造力を生かして、さらに素敵なツールを形にできることを期待しています。制作に関わるクリエイターが直接窓口を担っているという強みがあるので、些細なご相談にも対応することができ、よりよい印刷物ができるのだと思います。ワクワクする一冊を仕上げられるよう、私たちもがんばります!
篠崎さん ご相談いただければ、今までにない広がりを持ったご提案ができると思います。こういうものをつくりたいという気持ちをどんどん投げかけてほしいですし、私もそれを形にするのが楽しみです。2026年には、創立20周年を迎えると伺いました。制作会社としてこんなにも頼れるアドバンドさんのことを、もっともっと多くの会社にも知ってもらいたいと思います。そして、私たちパートナーも、切磋琢磨できる存在としてお互いに高め合っていきたいですね。