「社会を前向きに動かすものづくりを」
ブランディングの力を信じて企業価値を伝える
2023年入社
2023年入社
大学ではビジュアルデザインを専攻し、広告の調査や制作をテーマとしたゼミに所属していました。ブランディングの仕事に興味を持ったきっかけは、とある広告祭の受賞作品を見ていたときに出会ったPRムービー。企業のファンを増やすような魅力的な映像でした。私も企業の想いを共感できるように伝えることで、そこで働く人が仕事を誇らしく思えるような社会をつくりたいと思ったんです。
その後、アドバンドの選考を受けて、ブランディングには社内向けのものもあることを知りました。社内報や記念誌を通じて、企業の内側にも魅力を伝えることができる。お客様の課題に合わせた幅広い制作物で、アウターブランディングとインナーブランディングの両方に携わってみたいと思い、入社を決めました。また、私が選考を受けた企業のなかで、面接のときの雰囲気が圧倒的によかったことも決め手のひとつです。
やりがいを感じるのは、社内報や記念誌の企画で、社員さんの仕事に対する隠れた想いを聞けたとき。「実はこの人、こんな想いで働いていたんだ!」と胸が熱くなります。取材では、照れくさくてなかなか言えないことや、普段はあまり意識しないことを引き出したいと思っています。インタビューの事前アンケートをつくるときに、「この職場を果物にたとえると?」のような、新しい視点で仕事を見つめ直せるような質問を入れてみるなど、工夫を凝らしています。
また、お客様の想いをしっかりと引き出すためには、頭の中のイメージを的確に伝えることも大切です。お客様や社内の制作チームと話をしながら仕事を進める過程で、イメージを細分化して言語化できないと、どこかですれ違いが発生するんです。制作チームの司令塔であるディレクターをめざす立場としても、まずはイメージを正確に伝えられるデザイナーになりたいです。
先輩社員たちの印象は、大きく変わりました。入社当初は、和やかでどんな人も受け入れてくれるような、優しい雰囲気のイメージが強かったんです。ところが、いざ仕事のことになると、バチバチ意見をぶつけ合う。会議が白熱すると、前のめりどころか、立ち上がって意見を述べる人もいました。
一番驚いたのは、普段気さくでお人よしともいえるくらい親切な上司が、社長との打ち合わせで激論を交わし、しかも一歩も引かないところを目撃したとき。アドバンドは物腰柔らかな人ばかりですが、芯は固いです(笑)。
その上司に限らず、いい意味でギャップのある人は多いですね。シャイな人かと思いきや、実はイベントごとが大好きで、お菓子あげたがりの人も多いんですよ。
普段から、何にでも興味を持つことを心がけています。幅広い業種のクライアントと接するので、ちょっと気になって調べたことが、意外なところで役に立ったということが頻繁にあります。もともと知りたがりではあったのですが、最近はより意識するようになりました。たとえば、旅行の本は遠方に取材に行ったときにお客様との話のタネになりますし、テレビやラジオも、企画の展開づくりや社会問題を知るのに役立っています。
今後は、「虫の目」「鷹の目」「魚の目」の三つの視点を持ったクリエイターになりたいです。アドバンドは今後、難度の高い仕事に注力していくということもあり、社会や経済に対する知識や高度な技術力が求められると思います。虫のように注意深く、鷹のように俯瞰して眺め、魚のように時流を捉える。まだまだ未熟者ですが、目標は大きく! 総合的な視点からものづくりができるディレクターをめざします。